2.20 "Sunday Noise"
ベルリンで活動するノイズアーティスト 流水龍己を迎えてのイベントでして、ノイズというか、つまりはあまりジャンルがなんだかわからない音楽が集まり、イベントを通してとても良い雰囲気で、とても楽しみました。このライブの模様はPangaea SendaiのUstreamで配信されたのですが、各々の演奏の模様はアーカイブされているのでそちらを見ていただけると雰囲気がわかってもらえるかと思います。
さてトップバッターはkillertitts 。さまざまな機材がずらりと並び、音色の乗り換わりがとても気持ちよく、ちょっとドイツプログレのベースラインが見え隠れするあたり音楽変遷を垣間みたような気がしました。リハの時は機材についていろいろと話をしてあまりに購入機材が被っていたので爆笑でした。
つづいてのKiyoさんは何故かシンセギターでピアノを弾きながらいつもの壊れたファミコンで演奏。今回は買ったばかりのプロジェクタも持参でしたが、途中振り回そうとしたら映像がきれ、よく見たら電源のコードがぬけたw。確か、今回はタンジェリンドリームぽいのやるとか言ってたような気もするが、いつもながら素敵なパフォーマンスでした。
さていつもソロでの演奏している小野健宏さんの深海魚というバンド。なんと4年ぶりのライブだそうで、半ば伝説になっていたバンドをみることができたのはとても貴重な時間でした。もちろん自分も初めて見たのですが、ミドルテンポで徐々に盛り上がっていく(壊れていく?)展開でタイトなベースと繰り返されるギターのアルペジオに自由に行き交うドラム。もう、曲の終わりには空の上ですよ、本当。是非、ライブまたやってほしい。
さて最後に今回仙台を皮切りに東京、大阪とライブツアーを始めるというベルリン在住の流水龍己さん。ノイズというけれど、彼の演奏はとても繊細でラジオのスピーカーにプラコップをかぶせ、そこにコンタクトマイクで音を拾うことで独特な響きになったりと、そこに何かの空気感を加えるというのが印象的だった。どこか自分とも通ずるところがあるドローンを軸として様々な音が。そして突然、時計のアラームが鳴り響く。これは夢のなかだったのだろうかという気になる。同じくドイツ在住の姉が紙すきをしてジャケットを作ったというCDRも販売していたので買ってみた。ドイツで和紙?と思いながら紙の匂いをかぎながら昨日のことを思い出してます。