rothko music

気づけばもう一週間になってしまいますが、無事盛況に終了しました。今回は仙台では大きな音楽のイベント「定禅寺ジャズフェスティバル」が重なったり、雨が降り出すなか足を運んでいただいた観客の皆さん、そして素晴らしい演奏を聴かせて、魅せて？くれた出演者の皆さんに感謝です。

それでは軽くリポートします。

kiyo

トップバッターは毎度マイペースに鋭い演奏で魅せてくれるkiyoさん、今回はテルミンテーマということでアレシスのエアシンセとピカルミンに秘密兵器の「壊れた」ファミコンでの演奏。ファミコンはもう音はノイジーで、時折8ビットなゲームの音がするのですが、プロジェクタからの映像はスクリーンに映さず、自ら演奏するステージに投影し、見えそうで見えないアブストラクトな映像に何とも言えない空間。最後に前回も披露していた人生相談（多分ラジオ）の爆笑カットアップでマクを閉じました。

jai

二番手は私の演奏。エレキベースの演奏をRAKASU PROJECT.さん命名の「手みん」という加速度センサーと曲げセンサーを手に付けてループ、エフェクトをコントロールするとともにサイン波でテルミン風のサウンドの音程をコントロールするコンピューターにやらされる感じの即興演奏。ベースの音程がスイッチになって録音やら再生やらもコントロールしていてうまく行けば思い通りの演奏になるはずですが、ま、６割は誤って、或いは勝手にスイッチ入ってしまうので、また修正する等、それもまた演奏になると言う（笑。

演奏の一部をアップしました。右往左往がわかるだろうか？
[audio:http://www.astrolabel.net/mp3/EMP5.mp3]

和賀くん

実は生で聴くのは初めてなのですが、人から面白い事をやってると聞ききになっていたら偶然、東京の「円盤」というばしょで和賀くんの演奏をDVDで観てしまったらもう誘いたくてしょうがなかったのですが、もう、マエストロと呼びたい。クラシックギターを弾きながら頭を動かして自作のテルミンがメロディを奏でる。その正確なピッチと演奏には脱帽。選曲をまたすごくツボだったり、また機会があったら参加して欲しいと思いました。

民藝喫茶　あミン

今回のメインのゲストであるさかいさんとRAKASU PROJECTさんによるユニット。ご両人が日頃、シリアスな音楽活動をしているのを知っているせいかその演劇じみたばからしさに圧倒。ラップトップを傾けて演奏する「テレブックミン」をはじめ多くの自作ミン族楽器に、イーサーウェーブによる演奏。さらに歌ものポップスに禁断のデュエット等、長丁場を飽きずに魅せてしまう技量とばからしさに「どこまで本気か」と思わずニヤリなパフォーマンスでした。