2004年07月19日

Max/MSP4.5 プレビュー(1)

先週末に公開されたメジャーアップデート4.5の新機能などを数回にわたって紹介したいと思います。
第一回目は4.5からサポートされるようになったJAVA Scriptを利用したユーザーインンターフェース"jsui"

jsui.png

jsuiはjavascriptで記述されたボタンやスライダーなどのユーザーインターフェース・オブジェクトで、javascriptで記述すればどのようなインターフェースが可能になる。そういう意味では個人的にjsuiコレクションを発表することが多くなりそうだが、とりあえず、

/Library/Application%20Support/Cycling%20'74/jsui-library/

にjsuiのjs fileがすでにあるので、これを利用するだけでも、かなり有用である。

とりあえず、使ってみることにした。
まずはstartup menuからjsuiを選択して、パッチャー上にドラッグする。さらに、command+iでダイアログをひらいて、javascript fileで、使用するjs fileを選択する(openボタン)。

まずはこれだけでもボタンやスライダー、ダイアルが出来るのだが、argumentに記述を追加することにより、いろいろ出来そう。(まだ詳細は解りませんが、例えば、text ボタンの場合はここに記述したtextのボタンが出来上がります。画像のONボタンがその例です。)

さらにこのjsuiを利用した新しいオブジェクトも紹介。
techno.png

techno~は4.3にもあったseq~のようにシグナルによってイベントをコントロールするオブジェクトだが、名前の通り、アナログ・シーケンサーのようにグリッドでパラメーターを変化することに用途を限定したものだ。

techno~はamplitude,pitch,step positionの3つのアウトレットをもつ。これらをコントロールする例として、jsuiを使用することがhelpパッチに紹介されている。こちらも、前述のjsuiライブラリーに含まれているが、これが、とても直感的ですてきである。

shift,option keyを押しながらドラッグすることで、これら3つのパラメーターがグラフィカルに変化させることが出来る。

うむむ、なんかすごいぞ4.5ということで、また。

Posted by com4jai at 2004年07月19日 01:58 | TrackBack
Comments
Post a comment









Remember personal info?