2004年03月28日

Cap house in 神戸 〜カセットMTRの有用さ〜 (8号 21.1.01)

今週もサボって関西方面で、遊んできました。といっても、セッショ ンとか、録音したりして、さらにおもしろいイヴェントもチェックで きたので、かなり有意義でした。
ということで、今回、神戸にあるCap House というレジデンツ・ハウ スに友人のあきゑサンがスタジオを持つことができたということで、 さっそく、何か、音でも出して、できれば、何か録音したいなという ことでお邪魔しました。
ところで、さきほど、レジデンツ・ハウスといいましたが、早い話が、 このCap House、いろんなアート活動している方々に無償で創作活動の 場を与えようというものであります。くわしくはホームページがありま すのでそちらをご覧ください。

http://www.cap-kobe.com/

そこで、あきゑさんのスタジオですが、別に、ハイテクなわけでなく、 宅録が音の大きさとかに気を使うことなく、なおかつ、生活感から隔 たれた空間が24時間いつでも利用できるというものです。当日はま だ、部屋の音響がブーミーなところがあって吸音対策などを話し合っ ていました。
もちろんあきゑサンもMax/mspでノイズ、音響に日夜とりくんでいる、 それで、ディジュリデゥなど、楽器もこなすという方でございます。 実は、あきゑサンの提案で、コンピレーションなどもしておりまして、 曲順を決めたり、曲間を決めたものをプレビューしていたりしていた のであります。
自分の仕事場を確保するのはもちろんうらやましいことなのですが、 それ以上に、このCap House、作業に、煮詰まったりしたら、まわり にはあらゆるフィールドの創作者がいるわけですから、そういうかた たちと、話をしたりして、気分転換になるし、それに、新しいアイデ ィアがそのへんに落ちてるの同じぢゃありませんか。もう、ものつく りにとってはこれ以上ない環境であります。これを支援しているのが、 神戸市だと聞いて、やるな!と思いました。もう、うらやましー!!! 当日、下田さん!(ex Xebec)を中心に餅つきなどをやっておりまし て、ひさしぶりにあった方、初めてあった方とともに、遅れてきた正 月を満喫しておりました。これ以外にも、いろいろなイヴェントも開 催されるので、ぜひ、ホームページをチェックして、興味のあるもの 見つけてみたらいかがでしょうか。
さて、これではほんとにただの日記になってしまう。 当日即席即興録音というのをやってきました。それで気づいたことを 書きたいと思います。その録音ではわたしが、ゴム製の弦の小さいベ ース(ピエゾがついていて、音は、コントラバスのような感じがでる) あきゑサンは口琴。そして、ゲストにヴォーカルをやってくれたエレ ンさんという3人で録音しました。エレンさんが時間的に余裕がなか ったので、セッティングが早いやつということで、マックを立ち上げ てやろうと思ったのですが、立ち上げを待つうちにこれは、時間がか かりすぎる可能性があるということで、カセット4tr MTRで録音を開始。 ほんの十数分で一曲録音できることができました。ほんとに、パワー ブックが、いくらポータブルになったとしても、こういったアナログ の器材の「すぐできる」にはお手上げ状態でした。要は思いついたと きが吹き込むとき。それが、パソコンベースだと、立ち上げているう ちに 色褪せて行ってしまうのです、アイディアが・・・。別にアナロ グでなくてもVS-880のような、ヴァーチャルでない器材はそこのとこ ろの小回りが効いていいなと、安くて、使いやすいものでも探そうかと、 思っています。どうも、MAXをふくめてソフトウエア的なものは時間を かけて作り込むにはとても良いのですが、どうも、手軽さの上では、 まだまだのところがあるのだと実感しました。
だからというわけではありませんが、いま、学研が出している「大人の 科学 エジソン式コップ蓄音機」にはまっていまして、偶然できたルー プ、つまり、針が飛んで同じところを行き来する、が気に入っていて、 何度もきいては、悦に入っております。このキット使えます。私はこれ にピックアップをつけようかと思っておりますが、さて、どうなること やら。
さて、逃避行動にでている今日このごろ。次回こそはフィボナッチ数列 の続きを。ということで、また来週。

Posted by com4jai at 2004年03月28日 21:16
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