Maxを触りはじめた頃、だいたいの人がやると思われるのは、ランダム にパラメーターを動かすことによる、偶然性の面白さなのですけど、そ
のうち、何かの法則によって、引き起こされるものが欲しくなるのです が、当然、思い当たるのは数学の各種法則式の類いだと思います。実際 にローレンツ短縮など、数学式によるパッチも、いくつか、観ることが
あります。今回はそういった数学的な計算を作り出そう、と言うのがテ ーマです。
さて、Maxには足し算、引き算、かけ算、割り算をするためにそれぞれ、 オブジェクトが用意されていますが、もっと一気に数式をぶち込むだけ で計算してくれるオブジェクト「expr」があります。これはMaxがC言
語を元にできているということもあって、C言語の書式で書いていかな くてはいけません。さらに言うと、JAVA SCRIPTの書式も、ほぼ同じ
ようなものが使われているので、何かしらの言語をやったことのある人 にとってはとても、当たり前な書式なのかもしれません。それではいつ ものようにヘルプをあけて、実際の使用法について観ていくことにしま
しょう。
最初にこのオブジェクトは一度に10個の変数が使えるみたいです。そ れも、integer,float,symbolどれでも使えるようです。インレットは
最大10個までの変数が、そしてアウトレットには演算結果といういた って普通のオブジェクトです。(普通というか、わかりやすいのね) そして、今回、ルートをどうしても使用したかったので、ヘルプを観て
みるんですが、+ - * / なんてのが続いてるだけで、あれー、もう 説明ないのー、という感じで、困って、お助け船出したんですが、右中 央のpatcer
MoreExprというサブパッチを開いてみると、あー、こんな ことやあんなこと、いろいろ説明されています。とりあえず、ルート何 々はsqrt($f1)なんて言う書式で書くそうで、なんで、こんな大切なこと
、サブパッチの中に書くのダー、と、怪訝な顔をしながら、最後に関数の 説明などを。サブパッチにはfunctions とか、書かれていますが、英語
では機能とも、関数とも同じ言葉だと思い、少し、ヒントをもらったりし ました。
このほか、指数関数、三角関数などがあり、いずれもカッコで閉じて使う ことになっている。ということで、今年最後となりましたが、続きは新世 紀に突入。実例として、フィボナッチ数列を紹介したいと思います。 それでは皆様良いお年を!
Posted by com4jai at 2004年03月28日 21:02